京都|ラーメン|麺屋しゃかりき

年一度だから。その⑤

テーマ: カテゴリーなし       2006.7.15 (Sat)

僕は、らーめんを作るとき、まずはスープから考えていきます。

それにあわせてタレを準備します。

今回の限定は、スープは豚骨(げんこつ)、背脂のみです。

これまでに作ったらーめんは、

豚骨+鶏がら
鶏+牛骨+豚骨
などのように、動物系の材料も何種類かを合わせることが多く、
豚骨のみのスープは初めて作りました。(鶏100%はありますが)

何が違うというとやはり旨みが違ってくるわけで、
今回のスープは鶏が入っていない分、大量の昆布で味を整えました。

タレには「沖縄の塩」を使ったのですが、
これも、普段しゃかりきで使用している塩とは、
味の濃さがぜんぜん違いました。
その分タレの塩分濃度を低くして作りました。

「味噌」は、タレに使用せず、豚肉とあわせて
肉味噌を作ってトッピングにしてみました。
この「味噌」も味に個性が強く、らーめんには
不向きかと思いましたので、白味噌、醤油、お酒、胡椒で
味を少し整えました。

今回のらーめんはこの「肉味噌」もポイントで、
食べていくうちに味噌が溶け出して、濁った味に変化するように
してみましたが、食べてみて分かっていただけたでしょうか?

具材はその他に、豚の耳、軟骨、角煮。
まさに豚ばっかりの一杯でした。

結果としては面白く作れたとは思います。

無理に「豚」のらーめんを初めて作ったわけですが、
豚は出せたんじゃないかなと思いました。

しかし、らーめんとして考えるなら、
鶏も使って仕上げたほうが味も複雑で、
満足はするのだろうとも思いました。

またこれに懲りず、「チャレンジ」しようと思います。

おわり